SUPERCONDUCTIVITY COMMUNICATIONS, Vol.5, No.3, July 1996, Article 7
米国 CSAC 会長に Yurek 氏(ASC 社々長)を選出
米国の超伝導関連貿易協会であるCSAC(Council on Superconductivity for American Competitiveness) は
6月11日ワシントンで総会を開催し、American Superconductor Co.社長であるGregory J. Yurek 博士を新会長に選出した。設立以来これまでの会長はデュポン社の Alan Lauder 博士であった。
Yurek 新会長は就任にあたり「すでに17億ドルに達している超伝導市場を今後も開拓し、
米国の産業の競争力を増強するための新しい機会を見い出していきたい」と抱負を語った。
Yurek 新会長は就任早々の6月12日,DOE のエネルギー省長官である Hazel R. O'Leary 氏の表彰を行った。表彰は同長官がこれまで超伝導の実用化に向けてリーダーシップをとってきたことに対するもの。
彼女が中心となって導入したSuperconductivity Partnership Initiative(SPI) プログラムは
国研とメーカーおよびユーザーをワンセットとして申請させるもので、
現在削減の続いている多くのDOEプロジェクトのなかで、これだけは減額されていないといわれている。
SPI プログラムは、これまで必ずしも関係の良くなかった米国の政府と産業界の協力を推進する方策として、超伝導分野では概して好評のようだ。ASC社も複数のプロジェクトに参画している。
(PKF)
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