SUPERCONDUCTIVITY COMMUNICATIONS, Vol.5, No.2, May 1996, Article 5

米国バリアン社核磁気共鳴装置に高温超電導コイル導入へ 〜 コンダクタス社と共同で

核磁気共鳴(NMR)装置メーカー大手の米国バリアン社は、コンダクタス社の作成した高温超電導薄膜コイルを用いた信号検出ユニットを同社の化学・医薬品研究向け NMR 装置へ導入し、今後、従来装置のグレードアップ用としても販売すると発表した。
これにより信号の対雑音比が大幅に向上し、通常の試料では例えば測定時間が16分の1に短縮される。あるいは、それだけ微量な試料での測定が可能になるとされる。商標名は SuperProton・nmr プローブ。

(PKF)


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