SUPERCONDUCTIVITY COMMUNICATIONS, Vol.4, No.6, Dec. 1995, Article 15

新刊紹介 〜「多芯線と導体」

船木和夫、住吉文男著 産業図書 定価5800円(340ページ:1995年刊)
1章:序論、2章:多芯線の基礎電磁現象、3章:多芯線の電流分布、4章:導体の電磁現象、5章:不安定性と安定化、6章:常伝導転移と保護、7章:交流超伝導線、8章:酸化物超伝導体の基礎と応用、9章:超伝導線材および導体の電磁特性の測定
本書は超伝導基礎工学シリーズの内の一冊で既刊の「磁束ピニングと電磁現象」およびこれから出版される「超伝導材料」と併せて3部作となるものである。この本は電磁現象をきちんと勉強して、超伝導パワー応用の基本をしっかりとさせたいと願う者にとっては格好の教科書である。非常に実戦向きに作られており、各章には様々なケースを想定して演習問題までついている。本シリーズをマスターすれば、超伝導パワー材料工学の権威になれそう。

(飯山)


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