SUPERCONDUCTIVITY COMMUNICATIONS, No.4, Vol.1, Feb.1995, Article 31

阪神大震災

◇ 1月17日の阪神大震災の被災地の皆様には心よりお見舞申し上げます。スーパーコムは、阪神地区には 17 機関、約 80 名の方にお送りしていますが、現在のところ事情はほとんど把握できておりません。事務局宛に以下の御報告がありました。
・今般の阪神大震災に際しましては大変御心配をおかけいたしましたことと存じます。弊社神戸本社区は激震中央部(活断層直下?)のため大きな災害を被りましたが、幸いにも研究所地区につきましては、被害も比較的軽微で弊研究所では研究員の人身事故もなく、すでに研究開発業務の正常化に向けて活動を開始いたしております。他事ながら御安心ください。
 なお、現在は交通、通信事情が大変混乱しておりますため、皆様方に大変御迷惑をお掛けいたしていることと存じます。これらも徐々に改善されつつあり、一日も早く従来の研究開発活動に復帰させていだきますので、今後とも一層の御指導、御支援を賜りますようお願い申し上げます。(株式会社神戸製鋼所 技術開発本部電子技術研究所 所長 川手剛雄)
・また、大阪大学工学部電気工学科青木亮三教授からは「自宅が被災したが幸い家族に怪我もなく、家を失った子供の家族とともに生活を始めている。電気は復旧したが、ガス、水道はまだいつになるかわからない。多くの皆様にご心配をいただいたが、通信もままならず失礼しているが、御礼申し上げたい」という内容のお手紙を頂戴いたしました。  復興にはまだ時間がかかることと思われますが、末永く応援していきたいと思います。
[ 前の記事へ| 目次へ| 次の記事へ| 次の号へ]