同開発グループは1,000馬力を商用化到達レベルとして目標としてきただけに、今回の発表は注目されるところ。同グループは、これまでに250馬力モーターの開発成功を報じていた。また、このモーターは冷凍機によって運転されるが、この冷凍機もASC社より供給される。
ASC社社長 Greg Yurek氏によれば、同社はすでに5,000馬力モーター用超電導線材の製造を開始しており、また、線材製造設備の増強を終えて、今後1年以内に線材製造能力を年産500 kmに引き上げる予定である。
さらに、同社長によれば、米国電力の25 %は1,000馬力以上のモーターによってポンプ用、送風用、コンプレッサー用などに消費されている。これらモーターの年間売り上げは全世界で13億ドルであり、今後10年間でその市場は倍増する見込であるので、小型省エネルギーを特長として高温超伝導モーターの市場化を進めたいとしている。
なお本リリース詳細はhttp://www.amsuper.com/press/1999/040799.html でみることができる。
(Iiyama)