外村 彰
外村 彰 博士
(株)日立製作所基礎研究所
略歴
1942年4月25日生まれ。
1965年、東京大学理学部物理学科卒業。同年4月、(株)日立製作所中央研究所入社。
1973-74年、チュービンゲン大学(ドイツ)留学。
1975年、工学博士(名古屋大学)。
1985年4月、新設の基礎研究所に移る。現在同主管研究長。
1989-94年、新技術事業団位相情報プロジェクト総括責任者兼任。
1991年、理学博士(学習院大学)。
1996年より、東洋大学客員教授、1997年より、東京工業大学連携教授併任。
電子波で見る量子の世界
−Royal Institution金曜講話の再現−
電子は粒子であると同時に波としても振舞います。この不思議な振舞いは、か
つては仮説にすぎませんでしたが、
今では先端技術を駆使して、それを目の当たりに見ることが出来ます。
さらに電子の波の性質を利用するとこれまで見えなかった量子の世界が拓けて来ます。
たとえば、小さな磁石の中の磁力線が直接見えたり、
超伝導体中の磁束量子が生き物のように動き回っている様子が手に取るように見えます。講演では、こうした映像をやさしく紹介します。