SUPERCONDUCTIVITY COMMUNICATIONS, Vol.11, No.1, Feb. 2002

16.第1回東アジア超伝導エレクトロニクスシンポジウムEASSE 2001報告


 上記会合が2001年11月26より3日間東北大学・未来科学技術共同研究センター(NICHe)と通信総合研究所(CRL)の共催で東北大学青葉記念会館において108名の参加者によって行われた。日本、中国、韓国、シンガポール、インド、ロシア、ウクライナ、ドイツからの参加があり、論文数は61件(ポスター21件含む)であった。

 日本以外の東アジア諸国でも、特に中国、韓国などの超伝導エレクトロニクスの研究レベルは、特に、超伝導高周波デバイスや量子干渉デバイス(SQUID)等の研究で、近年目覚しい成長が見られている。

 討論内容は(1)超伝導デジタルデバイス及びそのシステム(発表:4件);(2)超伝導量子干渉デバイス及びそのシステム(発表:5件);(3)超伝導高周波デバイス及びそのシステム(発表:21件);(4)超伝導材料及び接合(発表:10件);(5)電圧標準(発表:4件);(6)新しい超伝導デバイスとその物理(発表:15件);(7)冷凍機等、Proceedingsは査読を経て、2002年4月シンガポール物理雑誌(SJP)に発表される。次回開催は2003年11月12‐14日台北で。

(東北大学電気通信研究所:陳 健)